シンガー・ソングライター、宇多田ヒカル(27)が9日、横浜アリーナ公演を行い、無期限の音楽活動休止に突入した。
「別に引退するわけじゃないんだよ。ちょっとの間、お休みするから、しばらくライブができないと思うと…」。本編のラスト前。声を詰まらせながら、精いっぱいの笑顔をつくった。
1998年のこの日にデビューし、翌年発売のアルバム「First Love」が国内外で1000万枚売り上げの日本記録を樹立。国民的シンガーとなったが、20代後半にさしかかり「人間活動に専念したい」と、いったん表舞台から遠ざかる決意を固めた。
前日8日を合わせた2日間公演は、国内で4年ぶりのライブ。“最後の雄姿”をしっかり見てもらいたいと、自身初の360度の円形ステージに立った。ヒット曲満載の22曲を歌い上げ「私の願いは、みんなも自分を大切にすることができればいいな」と1万4000人へメッセージ。
ラスト曲「time will tell」を歌い終えると、1980年の山口百恵さんの引退コンサートでの伝説シーンさながら、おもむろにマイクを置き、花道を歩いて舞台裏に消えた。
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