Friday, January 21, 2011

南沢奈央/どこかに弱さを持っている女の子を演じるのは難しかったです



たまたま知り合った人々による心温まるヒューマン作
 大都会の真ん中で「迷子」になってしまった外国人のおばあさんを、たまたま通りかかった人々が助けようと奮闘する、都会の片隅の“ある一日”を描いたヒューマン作「ドラマスペシャル 迷子」の完成披露試写会&会見が行なわれ、メインキャストとなる女優の南沢奈央(20)と金井勇太の二人が出席した。
 この作品は、新進気鋭の劇作家・前田司郎書下ろしのストーリーで、高い評価を得た前作「お買い物」に続く第2弾となるもの。「あるとき、テレビのニュースで見た、迷子になった外国人のおばあさんが2日後に元気で発見された、という実話から創造した物語です。言葉も通じない国で、どうやって過ごしたのかな? ということを考えながら、この話を作り上げました」と会見では、創作の秘密を披露。
 主演のおばあさん役には、中国で62年ものキャリアを持つベテラン女優・玉純(ユンユーチュン、80)を起用しているのも話題。「中日友好を感じ、晩年にいい思い出ができました。スタッフはみなプロ意識を持ち、洗練された現場で楽しい撮影ができました」とロケの感想のコメントを寄せていた。
 また、おばあさんと出会い、助けようとする女子高生を演じた南沢は「今回の作品は、完成が楽しみでもあり、また不安でもありましたね。セリフにある言葉とはうらはらな感情が込められた台本だけに、その思いを読み取ること、そして強い女の子という面を見せているけど、内面にはどこか弱さを抱えているという設定だったので、ナチュラルに演じるのは難しかったですね。ただ、手持ち撮影が多く、自分がいつ、どのように撮られているのかを意識することが少なかったので、撮影自体はリラックスしてできました」とコメントしていた。ちなみに、ユンおばちゃんの印象は「言葉は通じないんですけど、現場で見せてくれた笑顔には、とても安心できました。学校で中国語を専攻しているわりには、発音が難しくてうまく会話ができなかったんです・・・(涙)」とか。
 なお、ユンさんのセリフは、日本語を中国語訳したものを話しているそうで、放送時に字幕はつかないが、要望が多ければ、放送後に、ネットに翻訳を載せる予定もあるのだとか。

●ドラマ「ドラマスペシャル 迷子」
2月19日(土)、NHK総合、21時~22時13分オンエア

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